京都大学 - 特色入試の状況
6.特色入試の状況
まず一般枠について見てみると、最も志願者が増えたのが農学部・森林科学科で、対前年で24人増加し志願倍率は4.3倍となりました。農学部・森林科学科の募集人員は2025年度から2名増加しており、受験生の関心を集めたものと考えられます。また、志願倍率が12.4倍と最も高かった理学部・数理科学入試は2027年度で募集を廃止するため、志願者の今後の動向が注目されます。一方で、唯一志願者数が募集人員を満たさなかったのは経済学部・理系型入試で、10人の募集に対して志願者は8人に止まりました。
しかし、志願倍率の高低にかかわらず、特色入試一般枠の最終合格人数は対前年3名減の142名で、募集人員全体に対する充足率は74.3%と、大きな変化は見られません。実質倍率が最も高くなったのは工学部・情報学科の16.0倍で、募集人員2名に対して最終合格者は1人という結果でした。直近10年において、一般枠全体の最終合格者数が募集人員を満たしたことは一度もなく、依然としてそれぞれの学部・学科が求める高い基準を突破できる優秀な受験生が求められているのが現状です。 【図表⑪⑫⑬】参照
そして、2026年度から理学部と工学部(建築学科を除く)に設置された女性募集枠では、工学部・電気電子工学科を除く全ての募集単位において募集人員を上回る志願者が集まりました。最終合格者数は29人で募集に対する充足率も74.4%となり、一般枠とほぼ変わらない水準でのスタ-トとなっています。先述の通り、京都大では学生における男女比率の差を早急に是正するための策として女性募集枠を設置しており、2027年度以降も志願者動向が注目されます。【図表⑭】参照




