2024年度特色入試の志願者数(法学部・後期を除く)は500人で、志願倍率は3.3倍でした。2020年度入試(563人)以降は減少が続いていましたが、2024年度は志願者が増加に転じました。特色入試は高校生活での活動実績が求められる選抜(入試)で、コロナ禍も落ち着いて以前のように課外活動等に取り組めるようになったことで積極的に出願した結果だと推測されます。志願者の増加が目立ったのは、農学部・食料・環境経済学科と森林科学科で、いずれも過去最高の志願者数となりました。一方で、倍率は入試方式や出願状況等が募集単位によって異なるため、ばらつきが大きくなっています。倍率が最も高かった募集単位は、農学部・生物資源科学科の21.0倍でした。募集人員3人、志願者が21人だったものの最終合格者は1人と厳しい入試となりました。対して、最も倍率が低かったのは経済学部・文系型入試で1.9倍でした。しかしながら、募集人員15人に対して最終合格者は13人と、こちらも募集人員充足に満たない結果となりました。それぞれの学部・学科が求める高い基準をクリアできる受験生が募集人員を満たしていないのが現状です。
【図表⑪⑫⑬】参照