大阪大学


1.一般入試の実質倍率は下降

 大阪大の一般入試は2017年度より全学部前期日程のみで実施されています。2019年度の志願者総数は前年から約4.2%減(331人減)の7,536人、また募集人員が51人減少したこともあって志願倍率は0.1倍下がり2.6倍となりました。さらに、実質倍率も2.4倍から2.3倍に下がりました。

文系はやや増加、理系はやや減少

図表① 学部別志願者数の対前年指数
学部別志願者数の対前年指数
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 文系学部では、法学部と経済学部の志願者が増加しましたが、他の学部では減少しました。 法学部では志願者数の対前年指数が128と大きく増加しましたが、これは2018年度の大幅な志願者減の反動で受験生が集まったものと見られます。また、経済学部は2014年度から6年連続で志願者が増加しているため、出願の際には倍率の動向に注意が必要です。
 理系学部では、理学部や薬学部、基礎工学部では志願者が増加しましたが、歯学部と工学部での減少が目立ちます。歯学部に関しては2018年度の大幅な志願者増から、2019年度は例年並みの数に落ち着いたと言えます。工学部では従来のA配点(センター試験:2次試験=350:650)、B配点(0:1000)という2つの配点方式からB配点が廃止され、2019年度からA配点のみでの選抜となりました。このため、志願者数は2018年度から400人以上も減少することになりました。2020年度の受験生の動きに注目が集まります。【図表】参照

医学科はセンター高得点の戦いが続く

図表② 医学部医学科 合格者のセンター試験得点率
大阪大・京都大の地区別志願者割合
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 医学部医学科では志願者数が2018年度の239人から9人減少し、2019年度では230人となりました。しかし減少したとはいえ、2017年度から2018年度にかけて約20%も指数が上昇していたため、2019年度の志願者数は過去5年間で2番目に多い結果となりました。
 また、医学科合格者のセンター得点率の平均は92.9%と、過去5年間で最も高水準となりました。
例年高いレベルでの戦いが続いていますが、これはセンター試験の配点比率が約45%と、医学部上位校の中では比較的高いことが原因であったと考えられます。しかし、この配点比率が2020年度入試より25%に引き下げになるため、今後の合格者平均得点率の変動には注意が必要です。【図表】参照
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