大阪大学


1.一般選抜の志願状況

【図表①】一般選抜学部別志願状況
図表1 一般選抜学部別志願状況 [クリックして拡大]
【図表②】一般選抜学部別志願倍率の推移(文系)
図表2 一般選抜学部別志願倍率の推移(文系) [クリックして拡大]
【図表③】医学部学科専攻別志願者推移
図表3 医学部学科専攻別志願者推移 [クリックして拡大]
【図表④】医学部医学科 共通テスト得点率の推移
図表4 医学部医学科 共通テスト得点率の推移 [クリックして拡大]
【図表⑤】 薬学部(薬学6年制)志願倍率の推移
図表5 薬学部(薬学6年制)志願倍率の推移 [クリックして拡大]
【図表⑥】 工学部・基礎工学部の志願倍率の推移
図表6 工学部・基礎工学部の志願倍率の推移 [クリックして拡大]
   2022年度一般選抜の志願者総数は7,501人で、2021年度の6,991人と比べると510人、率にして7.3%の増加となりました。2022年度の共通テストは数学を筆頭に平均点がかなり低くなり、近年の傾向である受験生の「安全志向」が今回も働くことが予想されましたが、大阪大では過去3年間続いていた減少傾向から4年ぶりの増加となりました。共通テストでは思うように結果が出なかったものの、平均点の中間集計などから全体的な低下を把握し、2次試験での挽回にチャレンジした受験生が多くいたものと思われます。【図表】参照
   文系学部では、人間科学部と法学部、そして経済学部で志願者数が前年比20%以上の増加となり、大きく数を増やしました。
   人間科学部では、2020年度から2年続けて減少していた志願者数が3年ぶりに300人を超え、志願倍率の2.6倍も2019年度以前とほぼ同水準となりました。ただしここで注意しておきたいのが、2021年度から新たに約2.4倍を基準とする第1段階選抜が予告されている点です。初年度の2021年度では倍率を満たさず不合格者は0人でしたが、実施2年目となった2022年度では不合格者が24人(7.9%)となりました。
   法学部では、2020年度から2年続けて志願倍率が2倍未満となるなど人気の低迷が顕著でしたが、2022年度では2.5倍で前年比28.3%の増加となり、文系学部では最も高い増加率となりました。なお、志願倍率は2019年度と並び、過去5年間のなかで最も高い倍率となっています。
   また、経済学部も人間科学部と同様、2020年度から2年続けて志願者数が減少していましたが、2022年度では前年比20.6%の増加と大きく数字を伸ばし、志願倍率の3.3倍は文系学部のなかで最も高い倍率でした。【図表①,】参照
   理系学部では、医学部医学科が前年比11.6%の増加と数を増やしています。医学科では2021年度の合格者平均得点率が89.9%と90%を下回り、さらに志願倍率も全国で最も低い2.5倍であったことなどから、2022年度では「共通テストの得点が低くても2次試験で挽回できる」と考えて出願した受験生が増加したことが一因でしょう。実際に共通テストの合格者平均得点率は85.5%、最低得点率は77.0%であり、ともに過去のセンター試験を含めても最低得点率となっています。【図表①,③,】参照
   医学部では、保健学科が前年比56.4%の増加と大きく数を増やしました。特に放射線技術科学専攻では前年比107.3%の増加と、2倍以上の志願者を集めました。また、看護学専攻、検査技術科学専攻においてもそれぞれ前年比38.7%、42.2%の増加と大きく数を増やしています。理由としては、そもそも2021年度の志願倍率がどの専攻も1倍台と低かったこと、さらに新型コロナウイルスの影響を受けて、医療系の道を志している受験生の数が増えていることなどが考えられます。【図表①,】参照
   また、薬学部(現在は薬学6年制のみ)も前年比21.9%の増加と大きく数を伸ばした学部の一つです。とは言え、そもそも薬学部は非常に人気の高い学部で、過去5年間の薬学6年制を見てみると、2018年度の志願倍率が4.8倍、募集人数が20人から65人と3倍以上に拡大された2019年度でも3.4倍と高い倍率でした。ところが、2021年度に第1段階選抜の基準が従来の約4倍から約2.5倍に縮小され、さらに2次試験に新たに小論文と面接が課せられるようになり、志願倍率が2.3倍にまで落ち込みました。2022年度では志願倍率が2.8倍まで回復しましたが、2023年度以降の動向にも注意する必要があります。【図表①,】参照
   最後に工学部と基礎工学部の2学部については、工学部が前年比12.9%の増加、基礎工学部が前年比18.0%の減少と明暗がはっきりと分かれ、特に基礎工学部では全学科で志願者が減少しました。ただし、この2学部間では例年隔年現象が起きており、実際に2021年度では工学部の全学科で志願者が減少していたのに対し、基礎工学部では全学科で志願者が増加していましたので、2022年度はその反動が顕著に表れたものと考えられます。【図表①,】参照

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