大阪大学 - 一般選抜 志願状況
1.一般選抜 志願状況
学部別の状況を見ると、文系学部では5学部中4学部で志願者が増加しました。最も増加数が大きかったのが外国語学部で、志願者数は1,310人と対前年142人(+12.2%)の増加となっていますが、専攻別で見ると増減が混在しています。2025年度に志願者減少が顕著であったモンゴル語をはじめ、アラビア語、英語、日本語、ヒンディー語など、前年の志願倍率が1倍台に止まった専攻では軒並み志願者が増加している一方で、2025年の志願倍率が3倍付近まで上昇したスウェーデン語、デンマーク語、ハンガリー語では志願者の減少が目立っており、25ある専攻から出願先を決める際に、前年の志願倍率が1つの大きな指標となっていることが分かります。ただし、外国語学部では大学が予告している2段階選抜の実施倍率(約2.3倍)に達していない専攻でも受験辞退者が発生することが多く、2026年度においても全専攻で実質倍率が1.5~2.0倍に落ち着いていることも注目すべきポイントです。【図表②③】参照
また、文系学部の中で唯一志願者が減少した経済学部は、2025年度に直近10年での最高志願倍率を記録(3.7倍)しており、その反動での減少であると考えられます。ただし、直近5年でも3倍を切ったことはなく、長期的に見ると倍率は上昇傾向にあります。【図表④】参照
理系学部では6学部中4学部で志願者が減少もしくは前年並みに止まっています。2026年度の共通テストは数学IA、物理、情報Ⅰが難化したため、理系受験生の出願校選定に影響が大きくなりました。とくに、最も志願者が減少した基礎工学部・情報科学科は対前年39人(-15.5%)の減少となっている一方で、近隣の神戸大ではシステム情報学部の志願者が36人(+9.0%)増加していますので、大阪大の志願者層が流入したものと考えられます。また、志願倍率が1倍台に止まった医学部・保健学科の看護学専攻(1.8倍)と基礎工学部・化学応用科学科(1.8倍)では、2026年度に限らず直近10年間でも1倍台を記録している年度が目立っており、それぞれ女子志願者の流出や情報学系統の人気上昇が一因になっているものと考えられます。【図表②⑤】参照
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