東京大学


5.男女別割合

【図表(6)】2023年度合格者数等
【図表⑥】2023年度合格者数等
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【図表(12)】合格者の女子割合
【図表⑫】合格者の女子割合
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【図表(13)】男女別の合格率
(合格者数/志願者数)
【図表⑬】男女別の合格率(21・22・23年度)<br/>
(合格者数/志願者数)
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   合格者中の女子割合は全科類(一般選抜と学校推薦型選抜)の合計で22.3%となりました。大学からは、「記録のある1946年以降で最多の割合であり、我々としては大変喜んでいる。女子学生が安心して授業に取り組めるようになってきており、非常に良い雰囲気である。増加の主要因は①藤井総長の『ダイバーシティ&インクルージョン』の方針が浸透、②理事及び執行役による様々な宣伝活動、③女子学生用の住まい支援の3点である。春入学以外の学生や大学院生なども含めると全体の約26%が女子学生となる見込みだが、我々の目標は30%である。これからも様々な取り組みを行い、ジェンダーバランスの取れた多様性のあるキャンパスづくりを目指す」とのコメントがありました。また近年、東工大などでの「女子枠入試」について大学からは、「実施については議論中である。様々なデータを分析し、将来に向けての展望を議論する必要がある。アイデア自体は20~30年前からあって議論はしていた。東工大の件も承知はしているが、実際に女子枠を設けるには様々な意見を取りまとめる必要があり、まだその段階には至っていない」とのコメントがありました。
   一般選抜と学校推薦型選抜の合計では22.3%の比率ですが、一般選抜の科類別にみると女子割合には特徴があります。前期日程で最も高いのが文科三類の40.6%ですが、最も低いのは理科一類で8.3%にとどまっています。女子割合は例年、文科三類が最も高く、次いで文科一類や理科二類で割合が高くなっています。また最難関の理科三類でも女子割合は24.7%で、2022年度の20.6%に続き20%を超えています。
   また志願者ベースでの男女別データも公表されていますので、志願者と合格者による男女別合格率(2021~2023年度の3年分)をみてみましょう。全体では3年とも男子の合格率が高く、一般選抜と学校推薦型の合計で2023年度は男子が32.6%・女子が31.2%という状況です。男女の合格率の差は2021年度が0.6%差 → 2022年度が4.2%差 → 2023年度が1.4%差となっています。2022年度に拡大した男女の合格率差は、2023年度には1.4%差に縮小となりました。女子割合が過去最多となったのは、大学の分析による上記の要因に加えて、女子の合格率が合計で2022年度は28.4% → 2023年度は31.2%に上昇したことも一因です。 【図表(6)(12)(13)】参照

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