東京大学
5.男女別割合
2025年度の合格者中の女子割合は一般選抜と学校推薦型選抜の合計では20.0%の比率ですが、一般選抜を科類別にみると女子割合には特徴があります。前期日程で最も高いのは文科三類の39.2%ですが、最も低いのは理科一類で8.5%にとどまっています。女子割合は例年、文科三類が最も高く、次いで文科一類や理科二類で割合が高くなっています。また理科三類の女子割合は20.4%で、2022年度から安定して20%台を維持しています。最も女子割合が低かった理科一類は3年次より工学部や理学部に進学する学生が多い科類です。女性の理系人材を増やす取り組みは多くの大学で行われており、東京大学においても「メタバース工学部」の取り組みの一環で女子中高生を対象とした講演会などを実施していますが、理科一類の女子割合は依然として低いままです。
また志願者と合格者による男女別の合格率をみてみましょう。一般選抜と学校推薦型選抜の合計で3年とも男子の割合が高くなっていますが、2025年度の学校推薦型選抜では女子の合格率が6.5%も高くなっています。2022年度に拡大した男女の合格率(一般と学校推薦型の合計)の差(4.2ポイント)は2023年度に一時縮小したものの、2024年度には4.7ポイント、2025年度には6.2ポイント差となって2022年度以上の開きとなりました。 【図表⑥⑫⑬】参照
女子学生の割合を増加させる施策として近年、女子枠の導入が盛んです。旧帝大の一つである京都大学や大阪大学は2026年度入試から特別選抜に女性枠を設置すると予告していますが、東京大学については、女子枠のような新たな募集枠を創設することについての具体的な動きは今のところありません。
また志願者と合格者による男女別の合格率をみてみましょう。一般選抜と学校推薦型選抜の合計で3年とも男子の割合が高くなっていますが、2025年度の学校推薦型選抜では女子の合格率が6.5%も高くなっています。2022年度に拡大した男女の合格率(一般と学校推薦型の合計)の差(4.2ポイント)は2023年度に一時縮小したものの、2024年度には4.7ポイント、2025年度には6.2ポイント差となって2022年度以上の開きとなりました。 【図表⑥⑫⑬】参照
女子学生の割合を増加させる施策として近年、女子枠の導入が盛んです。旧帝大の一つである京都大学や大阪大学は2026年度入試から特別選抜に女性枠を設置すると予告していますが、東京大学については、女子枠のような新たな募集枠を創設することについての具体的な動きは今のところありません。