東京大学
8.学校推薦型選抜の実施状況
【図表㉑】学校推薦型の合格者内訳

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10回目の実施となった2025年度の第1次合格者数は179人で、過去2番目に多い人数となりました。また最終合格者数は87人で、2024年度より4人減少しました。全体では予定の100人程度を下回っていますが、これまでと同様にこの入試の合格者としてふさわしい学生を選抜した結果といえます。【図表⑰】参照
志願状況と同様に、合格率や定員充足率についても学部・学科によって差があります。合格率は志願倍率の高い教養学部は全10回とも低い傾向です。全体でみても3割程度であり易しい入試とは言えないため、一般選抜も見据えて取り組むことが求められます。また定員充足率も予定の募集人員に満たない学部・学科が多いものの、2024年度は4学部(法・教育・工・理)、2025年度は3学部(法・教育・医-健康)で予定の募集人員を満たしました。【図表⑲⑳】参照
合格者の内訳をみると、1校からの推薦は4人までで男女は各3人まで(男子校・女子校の最大推薦人数は3人)の規定があるため、合格者の女子割合は一般選抜よりも高くなっています。2025年度合格者中の女子比率は49.4%で過去最高となりました。合格者の女子割合の向上に関して、大学からは「非常に望ましいことであり、その背景はこれから分析したい」と前向きなコメントがありました。女子割合を学部別に見ていくと教育学部と医学部健康総合科学科で100%、法学部で80.0%と高くなっています。一方、工学部は24.1%で依然として低いままです。なお、2025年度入試より出願できるのは1浪までになりましたが、もとより2浪以上の合格者は少ない状況が続いていたため、この変更による影響は特にありませんでした。【図表㉑】参照
志願状況と同様に、合格率や定員充足率についても学部・学科によって差があります。合格率は志願倍率の高い教養学部は全10回とも低い傾向です。全体でみても3割程度であり易しい入試とは言えないため、一般選抜も見据えて取り組むことが求められます。また定員充足率も予定の募集人員に満たない学部・学科が多いものの、2024年度は4学部(法・教育・工・理)、2025年度は3学部(法・教育・医-健康)で予定の募集人員を満たしました。【図表⑲⑳】参照
合格者の内訳をみると、1校からの推薦は4人までで男女は各3人まで(男子校・女子校の最大推薦人数は3人)の規定があるため、合格者の女子割合は一般選抜よりも高くなっています。2025年度合格者中の女子比率は49.4%で過去最高となりました。合格者の女子割合の向上に関して、大学からは「非常に望ましいことであり、その背景はこれから分析したい」と前向きなコメントがありました。女子割合を学部別に見ていくと教育学部と医学部健康総合科学科で100%、法学部で80.0%と高くなっています。一方、工学部は24.1%で依然として低いままです。なお、2025年度入試より出願できるのは1浪までになりましたが、もとより2浪以上の合格者は少ない状況が続いていたため、この変更による影響は特にありませんでした。【図表㉑】参照