東京大学
3.最終合格者の合格最低点
【図表⑥】2024年度合格者数等
[クリックして拡大]
[クリックして拡大]
次に理科についてみていきましょう。共通テスト初年度の2021年度は理科一類で2.3%、理科二類で0.2%の上昇で、逆に理科三類で1.8%の低下となりました。2022年度は理科各類の最低点が5%前後の低下(文科と同様に2001年度以降で最低の水準)でしたが、2023年度および2024年度はいずれの類でも上昇に転じています。理科一類と理科二類の点数が僅差であった2023年度とは異なり、2024年度は2.1%の開きがありました。第1段階選抜の合格者最低点からも分かる通り、例年よりも理科一類に高学力層が集まった印象です。【図表⑥⑧】参照
2025年度からの新課程入試においても、問題難易度をはじめ得点率がどう推移していくのか注目されます。
PDFファイルをご覧いただくには、アドビシステムズ社が配布しているAdobe Reader(無償)が必要です。
Adobe Readerをインストールすることにより、PDFファイルの閲覧・印刷などが可能になります。