職員座談会
2022年入職の皆さんに
代ゼミや業務について、話してもらいました!
代ゼミを選んだ理由
K.M:僕は塾講師のアルバイトをしていたこともあって、自然と教育業界を目指しました。もともと学校で友達に勉強を教えるのが好きで、上手く伝わらないときにはどうしたらよく伝わるのかを考えたり、伝えるために自分自身の知識を深めていくことが楽しかったです。
大学生になって参考書を読んだらわかりやすくていい問題ばかりで、こんなものを自分も作りたいと思って、教材作成に興味を持ちました。代ゼミは自分のやりたかった教材作成と生徒の学習相談の両方ができる点がとても魅力的でした。そもそも教材作成を専門に行えるところが少ない中で、ただ教材作成だけをするのではなく、リアルな生徒の声を聴きながら教材を作成できるというのが代ゼミに決めた一番の理由です。
N.T: 僕は塾講師はやっていなかったけど、もともと“講師”や“先生”という存在そのものが好きでした。オンライン予備校の講座を受講していた時にすごく面白い講師がいたのですが、知識が豊富でとにかく話が面白くて、引き込まれる授業ばかりでした。大学生になってからもその講師の授業を毎週受けに行っていたくらいです。その経験から面白い講師や先生方のバックアップができる仕事がしたいと思って、調べてみると代ゼミには面白い講師たちがいるらしい…ということを知って代ゼミに決めました。
N.M:私はK.Mくんと同じく塾講師をしていたのですが、教えるよりも裏方からサポートする側のほうが向いていると思っていました。講師は喋るのが得意なイメージがありますよね。でも私はどちらかというと生徒の話を聴いている方が好きだったので、講師職以外の採用をしている予備校を中心にみていました。
代ゼミの選考を受けている際に印象的だったのが、3月にあった学園説明会の時に副理事長が話していた、美術大学に高齢の方が合格した話です。年齢に関係なく学びの場を提供していて、「親身の指導」ってこういうことか、と心惹かれました。それが入職の決め手で、ここなら頑張っていけそうだなと思いました。
入職前後のギャップ
N.T:僕が働いている本部校では、直接生徒と関わらない働き方をしている職員が多くいることに驚きました。入職前までの予備校のイメージは、自分が直接担当している生徒としか関わる機会がないと思っていたけど、実際は目の前の生徒だけではなく様々な人に代ゼミのサービスを提供していて、高校に講演で伺ったり営業で全国を駆け回ったり、校舎の中だけでサービスが完結していないというのは大きなギャップでしたね。
先日自分が登壇する初めての進学講演会があったのですが、高3生を対象に「併願校の決め方について」をテーマにある程度自分の裁量で話すことができて、良い経験になったなと思います。
K.M:教材研究センターは静かで真面目な人が多そうなイメージでした。特に数学は気難しい人が多そうだなと…。でも先輩たちは皆さんすごく優しくていつも気にかけてくれますし、休憩時間や昼食時間にもよく話しています。
入職前は教材の納期に追われる多忙な仕事だと思っていたけど、実際は無理な業務は任されないし、ある程度自分のペースで進められるので自由度が高いです。その分スケジュール管理は自分でしっかりと行わないといけないですけどね。
あとは、思ったよりも有休が取れます。周りの先輩もまとまったお休みを取っている方が多いので、気軽に休みやすいです。
N.M:私は生徒対応以外の業務の多さに驚きました。本科生コースの配属になったので生徒対応ばかりだと思っていたのですが、それ以外にも例えば講師室で先生から頼まれたものを準備したり、授業で使うものを補充したり、生徒や保護者の方が見る案内書の作成をしたりと、様々な業務があります。
授業を運営するためには、生徒の目に見えない業務が必要不可欠なのだなと入職してから気づきました。
今の業務について
N.M:今は次年度の代ゼミの案内書(シラバス)を作成しています。印刷業者とやり取りしたり、内容に誤りがないように部署総出で入念に校正をしています。他にも授業準備物一覧の作成や、来年の募集期に向けても動き始めているところです。
今は先輩の補佐としてホームルームに入っていて、来年に向けて勉強させてもらっています。職員に相談に来た生徒の対応は毎日ありますが、どちらかというと電話対応のほうが多い印象です。最初はびくびくしながら電話を取っていたけどもう大分慣れてきました。分からないことがあっても近くに先輩がいるので安心です。
K.M:来年の模擬試験を先輩と一緒に作っているので、問題作成と過去問の研究をしています。作った問題は何人かで回して校正するのですが、先輩たちが赤入れしたところを見るのもすごく勉強になって面白いです。参考書も気になるものがあれば部署の経費で購入できるし、勉強できる環境が揃っていると思います。
作成する教材は生徒が授業で使用する通常のテキストだけでなく、学校への配布用や受験情報誌に載せる内容として他部署から依頼を受けるものも多いです。テキスト作成も模擬試験の作成も大変な業務ですが、その分責任とやりがいがあります。
N.T:教育情報推進室では主に入試情報の収集・分析・発信を行っていて、その発信の1つが進路講演や医学部面接ノート(参考書)、AtoZ(受験情報誌)の作成です。校正や原稿の依頼がメインですが、最近担当したAtoZは内容の企画段階からすべて任せてもらえたので、自分の趣味でもある落語にまつわる企画を取り入れることができました。好きなことが仕事に繋がるという経験ができてすごく嬉しかったです。
やりがいを感じたこと
N.T:先ほど話したAtoZは作成するのが大変だった分、とても思い入れがありました。出来上がったものをあるイベント会場で置かせてもらったのですが、持って行ってくれる人がたくさんいて、自分が作ったものが人の手に渡ったことが本当に嬉しかったです。 また、入職1年目の今でも自分の色を出したり、自分の裁量でできることが多いと感じます。ベテランの先輩方からよく「若手の武器は高校生との年齢の近さだからその武器を活かせ」と言われていることもあって、普段から若者の目線や自分らしさを盛り込みながら発信できることが多いので、とてもやりがいを感じます。
N.M: 業務が生徒に直結しているということそのものがやりがいです。特に、何かあったときには一番に困るのも生徒なので、常に責任感を持って業務にあたっているし、モチベーションになっているなと感じます。
パンフレットも、生徒や保護者の方をはじめ多くの人が見るものなので、見やすさや伝わりやすさを考えながら作っていて、それもやりがいを感じられる一つかなと思います。
K.M:一番のやりがいはテキスト作成ですね。今テキストを4冊任せてもらっていて、講師の先生とやりとりをしながらどんどんブラッシュアップしていったものが書籍になったときにはとても達成感がありました。
また、自分が作成にかかわったテキストが校了になる際にも、これが実際に授業で使われるんだという実感とやりがいを感じました。
この業界で働き始めたからこそわかること
N.T:僕の通っていた高校では推薦入試は逃げという風潮があり、一般入試が当たり前でした。そういうイメージを植え付けられていたんだと思います。
でも、今はインターネットとか無料動画配信サービスとか、もちろん代ゼミのようなサービスも含めて、教育に関する情報源ってすごくたくさんありますよね。だからこそ、受け取った情報を鵜呑みにせず、正しい情報を見つける目を養うことも大事なんだなと感じました。
もし、どの情報を信じていいかわからなくなったら、周りの人とか自分の信頼できる人に相談するのがいいと思います。
K.M:最近は学習指導要領が改訂されて勉強しないといけないことがさらに増えてきています。
大学入学共通テストも大学入試センター試験と比べて、要求される学習レベルが高まってきているのかなと感じています。数学でいえばこれまでは公式を覚えたり、問題のパターンを覚えて練習すれば解ける問題が多かったけど、今はそれに加えてなぜその公式は成り立つのか、どう活用するのかまでを考えることが求められているんです。
なので、生徒がそこに対応できるよう、自分なりに工夫して問題を作成していけたらいいなと思います。
日常の出来事を関数にあてはめていって、その場面を想像しながら解いていけるような問題を作っていきたいですね。
N.M:保護者の方をみていると割と前のめりの方が多いように感じます。一方で生徒側は個人差はありますが、進路についてあまり考えてない子も一定数いますね。
教育(受験)に対して、生徒と保護者の方との間で考え方にギャップがあるのかなと思います。 家庭で意見が一致していない部分をすり合わせるのは私たち職員の役目なので、生徒と保護者がお互いに大切にしたいことを理解し合えるように仲介役になることが大切だと日々感じています。
今後やりたいこと
N.T:講演など、人前で話す経験がまだあまりないので今後積極的にやっていきたいです。また、AtoZに盛り込む内容や企画そのものを含めて、自分がやりたいことをどんどん発言していきたいです。
18歳の子たちからすると大学受験っておそらく人生最大のイベントですよね。その大きなイベントを通じて、将来を考えるきっかけとして、指針となるものをお伝えできたらいいなと思っています。
K.M:来年の模擬試験を任せてもらっているので、少しでも良いものを周りの職員や講師の先生方と一緒に作り上げていきたいです。
そのためには勉強が不可欠。参考書や過去問からのインプットはもちろん、周りの先輩方からも知識を取り込んでいきたいです。教材研究センターならではの恵まれた環境を最大限活用してスキルアップしていきたいと思っています。
N.M:来年から自分がメインで担任を持つようになるので、今以上にしっかりと生徒のサポートをしていきたいなと思います。生徒も必死だし、ご家族の方も心配しながらサポートしていると思うので、そこに最大限応えていくのが担任の使命だと思います。K.Mくんと同じで、先輩から教わらないといけないこともまだまだあるので、吸収しつつ、様々な入試情報に触れて自分自身の知識を高めていきたいです。
この座談会は2022年12月に行ったものです。