職員対談4

CROSS TALK2024

2. 代ゼミについて

代ゼミの風土

土生:おそらく代ゼミの一番良いところは、「自由さ」だと思います。まずは自由にやらせてくれるんですが、その代わり結果はちゃんと見ますよというのが、代ゼミの基本的なスタイルじゃないですかね。

木戸:自由にどうぞやってくださいっていうのは私も感じます。自分がやりたいって思ったことを、応援してくださる先輩方は、札幌で勤務していた時代も今も周りにいっぱいいらっしゃるなと思います。もちろん、結果が求められるっていうのも、そう思います。失敗したとしても、じゃあ次にどう繋げていくかが大切かなと思っているので、自由にのびのびと働かせていただいています。

土生:私の場合は入って2、3ヶ月で授業を始めて、それから今まで授業を続けているわけですが、その間生徒による授業アンケートや出席率はきちんと見られていると感じます。代ゼミが普通の学校と一番違うのは、授業アンケートで生徒が先生を評価するところではないでしょうか。

木戸:私は札幌でクラス担任をしていた時、担任によって指導に差が出すぎるのは良くないなって感じていました。じゃあ何ができるかなって考えた時に、面談の情報から生徒の併願のパターンや、成績の状況資料を体系的にまとめてマニュアルを作りたいと提案したんです。そしたらやってみなよってなりました。ただ丸投げではなく、きちんと相談に乗ってくれたっていうところも先輩職員が今まで作ってきてくれた雰囲気をそのまま継承しているのかなと思います。なので、自由に挑戦して、でもちゃんと結果は出そうねっていうところは、後輩に継承していけたらなと思います。

木戸:長く代ゼミにいらっしゃって、昔と今の教育や、生徒を見て変わったなと思うこと、逆に変わらないことって何かありますか。

土生そうですね。私は、生徒自身が大きく変わったと思うことはそんなにないですね。システムとか教材とかは変わっていますが本質はあまり変わっていないという気がします。生徒が予備校に求めるもの自体も大きくは変わっていなくて、やはり学校で得られないものを得ようとしているのかなと。それはおそらく進学情報であったり、自由度の高い授業スタイルであったりしますが、やはり生徒はそういうものを一貫して求めているのではないでしょうか。もちろん生徒の顔は毎年変わります。ただ、教える時に、こう変わったからこう変えようって思うことはあまりないんですね。自然に変わってはいるんでしょうけど、特に意識して昔はこうだったというような気持ちはほとんどないですね。

木戸:変わらない部分があるっていうところに、ちょっと安心しました。

土生:だから、ある意味では予備校に求められているものはそんなに変わってはいないと思うんです。それは一言でいえば、志望校合格ということになるんですが、予備校で努力して、これだけの成果を上げて、自分の学力を高めて志望校に合格っていうことですよね。単に志望校に合格すればいいというのとも違って、努力して自分自身を高めようっていう気持ちはみんなベースに持ってると思います。