京都大学


1.一般選抜 志願概況

【図表①】一般前期志願者数と志願倍率の推移
【図表①】一般前期志願者数と志願倍率の推移
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【図表②】23年度 文系・志願状況(一般前期)
【図表②】23年度 文系・志願状況(一般前期)
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【図表③】23年度 理系(工学部以外)・志願状況(一般前期)
【図表③】23年度 理系(工学部以外)・志願状況(一般前期)
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【図表④】23年度 工学部・志願状況(一般前期)
【図表④】23年度 工学部・志願状況(一般前期)
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 2023年度一般選抜前期の志願者数は7,417人で、2022年度から207人(2.9%)の増加となりました。直近10年間の推移で見ると、最少人数を更新した2021年度の志願者数(7,045人)から回復してきています。【図表】参照
 文系では、総合人間学部文系、経済学部文系の志願者数が増加した一方で、文学部、教育学部文系、法学部で減少しました。特に文学部では、直近10年で最も志願者が多かった2019年度(728人・志願倍率3.5倍)から4年連続で減少しており、2023年度では志願倍率が3倍を下回る結果(2.9倍)となりました。また、法学部では2014年度以降初めて志願者が700人を下回り、2021年度以降は志願倍率が3年連続で2.3倍と低倍率が続いています。大阪大・法学部の志願者数が2021年度以降増加傾向(2021年度:431人→2022年度:553人→2023年度:570人)にあることから、志願者が大阪大などに流れているものと考えられます。【図表】参照
 理系では、教育学部理系、経済学部理系、理学部、医学部、農学部の志願者が増加しました。その中でも経済学部理系の人気が顕著です。以前より比較的志願倍率の高い状況でしたが、2021年度には99人(倍率3.8倍)まで減少していました。しかし、2022年度以降は回復傾向で2023年度には志願者数も153人(倍率5.9倍)にまで増加し、第1段階選抜では志願者全体の20.9%が不合格となりました。経済学部文系でも志願者が増加していることからも、データサイエンスや計量経済学などへの関心の高まりに伴い、今後も経済学部の人気が継続していくことが予想されます。それに対して、総合人間学部、薬学部、工学部は志願者数が減少しました。工学部では電気電子工学科と工業化学科の第1志望者数が減少しており、特に工業化学科の第1志望者数は2014年度と比較すると半数以下(645人→291人) と減少が顕著です。志願倍率はあくまで第1志望者による倍率ですが、2014年度の2.7倍→2023年度の1.3倍にまで低下しています。一方で、環境・資源分野の地球工学科や数理的構造の解明・高度情報システム分野の情報学科は近年社会的関心が高く、京都大においても人気傾向です。志願者数が減少している工業化学科は合格最低点も2016年度以降は最も低く、2023年度では工業化学科(613.08点・61.3%)と最も高い情報学科(697.70点・69.8%)との差が84.62点(1,000点満点中)となっています。【図表】参照

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