東北大学

3.合格者平均点

【図表⑦】共通テストの合格者平均得点率
(前期日程)

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【図表⑧】2次試験の合格者平均得点率
(前期日程)
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【図表⑨】総合点の合格者平均得点率
(前期日程)
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 最初に共通テストの合格者平均得点率をみてみましょう。2025年度の共通テストの平均点は全体的に上昇したとみられますが、東北大の合格者平均得点率においてもほとんどの募集単位で上昇しています。ただし、文系は全募集単位で上昇したものの、理系では医学部保健学科-検査技術でやや低下しています。【図表】参照
 続いて2次試験の得点率をみると、概ね文系は低下、理系は上昇という結果となりました。理系で低下したのは医学部保健学科-放射線、検査技術の2専攻のみで比較的小幅な低下でした。代々木ゼミナ-ル教材研究センターの分析によると、2025年度の東北大前期日程の問題難易度は文系数学・理系数学・化学は2024年度と比較して易化、その他は同程度と、特に理系科目で易化しています。文系の中で得点率の低下幅が比較的大きい文・教育学部は、2次科目のうち易化したとみられる文系数学の配点が低いことがその要因と考えられます。理系では、易化したとみられる化学をほとんど全員が受験することが得点率上昇につながっていると考えられますが、医学部保健学科-放射線、検査技術の2専攻に関しては合格者数が少ないために例外が生じたと思われます。1次と2次の合計となる総合点の得点率は、2次重視の配点比率であることから、2次試験の得点率変化と同様の様相を呈しています。【図表】参照
 東北大の大学案内に「入学後に一番必要になる能力は学力です。すなわち高校時代に学ぶべきことを学び、身につけてくることが大切です。その点には、一般選抜でもAO入試でも違いはありません」と明記されている通り、合格するには相応の学力が必要であり、配点比率からわかるように共通テストの得点以上に2次試験の得点が合否に影響します。第1段階選抜を難なく突破できる共通テストの学力と、論理的に他人に伝わり、点数に結びつく2次試験の答案作成能力が必要です。日々の学習を疎かにすることなく、大学入学後にも活きる学力の養成を目指しましょう。

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