2024・2025年度の全選抜における入学者の出身地割合は、東北と関東の2地区で全体の7割強を占めています。2025年度は東北合計が0.2%上昇の32.6%、関東が0.3%上昇の39.7%となり、合わせて72.3%となりました。2022年度からの4年間はいずれも関東が東北を上回っていて、その差は年々拡大(0.4%→4.5%→7.0%→7.1%)していますが、2025年度は2024年度と同様でした。なお、東北地区各県の内訳をみると、青森県(-7.5%)、岩手県(-9.4%)、秋田県(-4.3%)、福島県(-20.8%)で減少、逆に宮城県(+5.2%)、山形県(+19.1%)で増加でした。
【図表⑪】参照
なお、東北大は世界トップレベルの研究水準を目指して国が支援を行う「国際卓越研究大学」に認定されました(2024年11月)。2025年度入学者の出身地域構成は東北:関東:その他=概ね3:4:3となっていますが、教育・研究環境のより一層の整備が今後の志願動向や出身地構成にどのような影響を与えるのか注視していく必要があります。