東北大学

4.合格者の女子割合

【図表⑩】合格者の女子割合(前期日程)
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 2022年度は未判明だった女子割合ですが、2023年度についてはデ-タが判明しました。2023年度までの女子割合をみると、前期日程全体での2014年度からの推移では多少の増減があるものの、例年は1/4程度が女子です。ただし学部ごとにみると、女子割合は大きく異なります。女子割合が高い順に見ていくと医学部保健学科の70.2%、その次に教育学部・文学部が50%以上で続きます。傾向としては文系学部で女子の割合が高くなっていますが、理系でも歯・農学部では女子割合が高い状況です。逆に、文系では経済学部、また理系では理学部・工学部で合格者の大半は男子となっています。
 参考までに2023年度AO入試Ⅱ期・Ⅲ期の合格者数の女子割合は40.2%(合格者657人のうち264人が女子)であり、一般選抜と比べると約1.5倍の割合となりました。近年、理系学部を擁する大学では、総合型・学校推薦型選抜等を中心に女子枠入試の新規導入が相次いでいます。例えば東京工業大学では2024年度より女子枠を新設(総合型・学校推薦型選抜の合計で58人)し、2025年度にはすべての学院で女子枠での募集を行う(総合型・学校推薦型選抜の合計で143人)と発表されています。東北大については、今のところ女子枠導入の動きは見られませんが、理系人材の確保や多様性の担保という課題をどのように乗り越えていくのか、今後の動きが注目されます。【図表】参照

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