東北大学

4.合格者の女子割合

【図表⑩】合格者の女子割合(前期日程)
志願者数 [クリックして拡大]
 2024年度の女子割合は未判明のため2023年度までのデ-タに基づいてみていきましょう。2023年度までの女子割合をみると、前期日程全体での2014年度からの推移では多少の増減があるものの、例年は1/4程度が女子です。ただし学部ごとにみると、女子割合は大きく異なります。2023年度で女子割合が高い順に見ていくと医学部保健学科の70.2%、その次に文学部・教育学部が50%台で続きます。傾向としては文系学部(人文科学系)で女子の割合が高くなっていますが、理系でも歯・農学部では女子割合が比較的高い状況です。逆に、文系では経済学部(文系)が21.5%で最も低く、さらに理系では理学部が13.9%・工学部が9.8%で合格者の大半は男子となっています。
 参考までに2024年度AO入試Ⅱ期・Ⅲ期の合格者数の女子割合は39.7%(合格者695人のうち276人が女子)です。近年、理系学部を擁する大学では、総合型・学校推薦型選抜等を中心に女子枠入試の新規導入が相次いでいます(2025年度入試までに女子枠を導入する国立大学は27大学)。東北大については、今のところ女子枠導入の動きは見られませんが、理系人材の確保や多様性の担保という課題をどのように乗り越えていくのか、今後の動きが注目されます。【図表】参照

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