東北大学
2.第1段階選抜と実質倍率
2024年度の前期日程全体の実質倍率は2.3倍で、2023年度から0.1ポイントの低下ですが、例年のように志願倍率と実質倍率間の「倍率差」も目立っています。顕著な例は経済学部(理系)で、2次試験当日の欠席率が50%を超える場合もあります。2024年度は志願倍率が3.8倍に対して実質倍率は2.1倍、当日の欠席率は34.2%で、他の学部学科と比較すると、従来から志願倍率と実質倍率の差が目立つ傾向です。また、歯学部や薬学部などでも、志願倍率と実質倍率に開きが見られました。
この要因として、各学部(理学部の数学系を除く)のAO入試Ⅲ期の合否が前期日程の試験前(2024年度は2月12日)に判明することが挙げられます。一般選抜との併願者がAO入試Ⅲ期で合格した場合には前期の2次試験(2月25日から)を欠席することが志願倍率と実質倍率の差に影響しています。【図表⑥】参照