東北大学

2.第1段階選抜と実質倍率

【図表⑤】第1段階選抜の実施状況
(前期日程の実施分)

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【図表⑥】志願倍率と実質倍率
(25年度前期日程)

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 前期・後期ともに、全ての募集区分で第1段階選抜が予告されています。2025年度の前期日程では例年実施されている医学部医学科での実施はなく、経済学部(理系)のみで実施されました。不合格率は22.2%と、前期日程としては2012年度以降で最も高くなりましたが、実質倍率は2.3倍と高い数字ではありませんでした。2次重視の配点比率とはいえ、共通テスト対策を疎かにしない姿勢が求められます。【図表】参照
 2025年度の前期日程全体の実質倍率は2.4倍で、2024年度から0.1ポイントの上昇ですが、例年のように志願倍率と実質倍率間の「倍率差」も目立っています。顕著な例は経済学部(理系)で、2次試験当日の欠席率が30%を超える場合もあります。2025年度は志願倍率が5.4倍に対して実質倍率は2.3倍、当日の欠席率は16.7%で、他の学部学科と比較すると、従来から志願倍率と実質倍率の差が目立っています。また、文系では法学部・経済学部(文系)、理系では歯・薬学部などでも、志願倍率と実質倍率に開きがみられました。
 この要因として、各学部(理学部の数学系を除く)のAO入試Ⅲ期の合否が前期日程の試験前(2025年度は2月12日)に判明することが挙げられます。一般選抜との併願者がAO入試Ⅲ期で合格した場合には前期の2次試験(2月25日から)を欠席することが志願倍率と実質倍率の差に影響しています。【図表】参照

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