一橋大学


2. 共通テスト(センター試験)と第1段階選抜(前期日程)

【図表③】共通テストの配点
(25年度・前期日程の最終判定用)

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【図表④】第1段階選抜の合格最低得点率
(前期日程)

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   2025年度入試では、共通テスト『情報Ⅰ』が受験必須になったことに伴い配点が変更されました。商学部では『情報Ⅰ』で50点分上乗せする形式をとりましたが、その他4学部では『情報Ⅰ』以外の各科目の配点を減らすことで調整が行われました。その結果、法学部では唯一共通テストの配点の合計が減少(-20点)しています。【図表】参照
   第1段階選抜は全学部とも約3倍で実施すると予告しています。2025年度は、2024年度に引き続いて全ての学部で第1段階選抜が実施されました。これは、共通テスト実施開始から5年目となったことで出題傾向が掴めるようになり、受験生やその指導者の対策のノウハウも蓄積されたことに加え、新課程で問題が易化したことにより平均点が上昇した結果、希望通りに出願できた受験生が増加したためだと考えられます。
   第1段階選抜(素点の1,000点満点)の合格最低得点率は、最も低い経済学部で67.6%、最も高いSDSで80.6%と学部間での差が大きくなっており、SDSで第1段階選抜の合格最低得点率が、新設3年目にして80%を初めて上回った点は注目すべきでしょう。2024年度からの変動でみると商学部・法学部・SDSで上昇しています。逆に得点率が低下したのは、共通テストの配点が比較的低い経済学部・社会学部です。ただし、得点率の低下は経済学部で1.3%、社会学部で0.8%と軽微でした。また、第1段階選抜の合格最低得点率は、最も低い経済学部でも60%台後半を維持しており、他の4学部に至っては70%を超えています。2024年度以上に学部ごとのばらつきは見られますが、少なくとも70~75%程度の得点率を目指して学習を進めてください。【図表】参照
   何より、最終的な合否は共通テストと2次試験の合計点で決まります。第1段階選抜はあくまで通過点ですので、共通テストでも十分に得点し、合計点において少しでも有利な状況にしておくことが求められます。

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