一橋大学


4.後期日程の入試状況

【図表⑦】後期日程の入試状況
志願者数 [クリックして拡大]
   後期日程については、2024年度に引き続き経済学部とSDSで実施されています。共通テストと2次試験の配点比率は200:800と、両学部とも前期日程以上の2次重視型ですので、最低点には2次試験の難易度と採点基準の変動が強く影響します。
   2025年度の経済学部の志願者は、140人増加(+12.2%)の1,285人でした。第1段階選抜の最低得点率が84.8% → 88.2%と3.4ポイント上昇した一方、最終合格最低点は63.7% → 58.6%と5.1ポイントも低下しています。「出題の意図等」からも分かる通り、2024年度の数学では基本に則った解答を重視する傾向にあった一方で、2025年度の数学では丁寧な場合分けといった適切・的確な処理や計算力が要求されました。このように、解答に要する時間や精密さが一層求められたことや、それに伴う採点基準の変化が、最終合格最低点の低下を招いた要因として考えられます。
   次に、SDSの志願者は74人増加(+13.8%)の612人でした。2025年度は、合格者が30名と募集人員より5名多かったために実質倍率が5.7倍 → 5.4倍と低下しています。また、合格者÷受験者で算出した合格率も2024年度は17.5%であるのに対し、2025年度は18.6%と上昇に転じました。一方、第1段階選抜の最低得点率は81.8% → 85.8%と4.0ポイント上昇、最終合格最低点については74.9% → 67.3%と7.6ポイント低下していることから、合格率は高まったものの依然として厳しい入試だったと言えるでしょう。【図表】参照

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