一橋大学


4. 後期日程の入試状況

【図表⑧】後期日程の入試状況
志願者数 [クリックして拡大]
   後期日程については、2018年度に法学部と社会学部が募集を廃止してから経済学部のみの実施となっていましたが、2023年度よりSDSでも募集が行われています。
   2024年度の経済学部の志願者は増加(+50人、+4.6%)に転じました。第1段階選抜の最低得点率も83.0%→84.8%と1.8ポイント上昇しました。これは、志願者の増加と共通テストの平均点上昇の影響が要因として考えられます。同様に最終合格者の最低点も61.0%→63.7%へと2.7ポイント上昇しています。共通テストと2次試験の配点比率は200:800の前期日程と同様の2次重視型ですので、最低点は2次試験の難易度と採点基準の変動が強く影響します。
   続いて、SDSについて詳しくみていきましょう。2年目の募集となったSDSですが、志願者は減少(-106人、-16.5%)しました。募集開始初年度の2023年度は募集人員25名に対して志願者が644人、志願倍率が25.8倍と高倍率であったことから2024年度は出願を見送った受験生が多かったと考えられます。しかし、実質倍率でみると合格者が2023年度から3名減少したことから5.4倍→5.7倍に上昇しています。さらに、合格者÷受験者で算出した合格率をみると、2023年度は18.5%であるのに対して2024年度は17.5%でした。以上からもわかるように志願者は減少しても厳しい入試となりました。第1段階選抜の最低得点率は2023年度と変化はなく81.8%でしたが、その一方で最終合格者の最低得点率は71.0%→74.9%へと3.9%も上昇しています。前期日程と同様に志願者の学力レベルの高さがうかがえます。【図表】参照
   なお、両学部に課される2次試験の数学は「数学Ⅲ」までが出題範囲ですが、未学習者が不利にならないように選択問題が用意されます。出題範囲に臆することなくチャレンジ・出願・受験してみましょう。

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