早稲田大学


2.合格者数の推移

【図表⑤】合格者数・実質倍率の推移
(2015~2024年)

合格者数・実質倍率の推移<br>(2014~2023年) [クリックして拡大]
【図表⑥】学部別合格者数推移(2015~2024年)
学部別合格者数推移(2014~2023年) [クリックして拡大]
【図表⑦】正規合格者数・補欠合格者数の推移
(2020~2024年)

正規合格者数・補欠合格者数の推移(2019~2023年) [クリックして拡大]
   2024年度入試の合格者数は、一般選抜の合計数が15,642名の前年比268名増で、3年連続の増加となりました。入試別では、一般入試の合格者数は前年比0.3%増、共通テスト利用入試は前年比11.0%増となっています。このように、早稲田大の志願者数・合格者数の動向は志願者減・合格者増となっています。その結果、一般選抜の実質倍率は5.4倍から5.2倍に下がり、6年連続で低下しており、この倍率は2000年以降で最も低い倍率となります。近年の実質倍率のピークは2018年度入試の7.5倍ですので、6年間で2.3倍も実質倍率が低下したことになります。入試別で実質倍率をみても、一般入試が5.7倍から5.6倍に、共通テスト利用入試が3.6倍から3.4倍になっていて、両入試ともに実質倍率が低下しています。【図表】参照
   2024年度入試の学部別の合格者数は、増加した学部が政治経済・法など8学部、減少した学部が文化構想・文など5学部となっています。基本的には、隔年現象で増減をしている学部が多くなっていますが、政治経済・先進理工・社会科・人間科・スポーツ科の5学部は、2年連続で増加しています。一方で、2年連続で減少した学部はありませんでした。増加した学部の中でも、政治経済学部が共通テスト利用入試で大幅に合格者数を増やし、一般入試との合計でも合格者数を208名も増やしていることが目立っています。さらには、政治経済学部と人間科学部については、ここ10年で最も多い合格者数を出しています。また、学部・学科別に一般入試の実質倍率をみると、政治経済学部政治・国際政治経済の2学科や教育学部のC方式、スポーツ科学部が2倍台にまで落ち込んでいます。これらの学部の共通点は、一般入試ながら共通テストと個別学力試験との併用方式を採用していることが挙げられます。【図表】参照
   合格者数の詳細ですが、正規合格者数は前年比297名増で3年連続の増加となっています。正規合格者数の増加数を入試別でみると、一般入試で71名増、共通テスト利用入試で227名増となり、正規合格者の増加分の多くが共通テスト利用入試となっています。一方で、補欠合格候補者数は昨年比194名減、補欠合格者数は昨年比29名減となり、こちらは3年連続で減少しています。このように正規合格者数が増え、補欠合格者数が減るということは受験生にとっては望ましい方向であるといえます。ただ、これでもまだ補欠合格者数は高い水準にあるといえますので、2025年度入試でもさらに正規合格者数を増やしていく必要があると思われます。【図表】参照

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