早稲田大学
2.合格者数・入学者数の推移
2025年度入試の学部別の合格者数は、13学部中で3学部が増加、10学部が減少となっています。ほとんどの学部の増減幅は100名以内で小幅な動きとなっています。そんな中、政治経済学部が168名減、社会科学部が285名増となっていて、増減幅が比較的大きくなっています。政治経済学部は2024年度入試においてここ10年で最も多い合格者数を出し、入学定員充足率も108.0まで上昇していたため、合格者数を減らしたと考えられます。一方で、社会科学部は一般選抜の募集人員を500名から400名に減らしたにもかかわらず、一般入試の合格者数が222名増、共通テスト利用入試の合格者数が63名増で、両入試ともに合格者数を増やしています。一般入試の補欠合格者数も141名と2000年代で3番目に多い数を出していることから、入学手続状況が芳しくなかったことが要因と考えられます。また、学科・専修・方式別に一般選抜の実質倍率をみると、近年増えていた実質倍率2倍台の学科・専修・方式は減少し、教育学部C方式の一部の学科・専修と人間科学部健康福祉科学科の数英型のみとなっています。【図表⑦】参照
合格者数の正規・補欠別の詳細ですが、正規合格者数は前年比21名減(0.1%減)の14,824名となり、小幅な減少となっています。補欠合格候補者数は昨年比60名減(1.8%減)の3,271名、補欠合格者数は昨年比275名減(35.8%減)の512名となり、ともにここ5年では最も少ない数となっています。また、学部別の補欠合格者数は、社会科学部が141名、文学部が117名、人間科学部が100名となり、比較的多くなっています。一方で、政治経済学部・教育学部・商学部・基幹理工学部は補欠合格者を出していません。【図表⑧】参照