2024年度入試の志願者における現役割合は71.2%、合格者における現役割合は77.3%となっており、どちらの数値も近年で最も高い水準となっています。志願者における現役割合は2000年以降で初めて7割の大台に乗せていますし、合格者における現役割合も8割の大台に接近してきています。このように志願者や合格者の現役割合が高水準にあるのは、近年の受験生は現役入学志向が強く、浪人生が激減していることが要因です。元来、早稲田大の志願者数を支えていたのは、「浪人してでも絶対に早稲田」という受験生であり、この層が減少していることが現役割合の上昇の要因となっています。2025年度以降もこの状況が大きく変化することは考えにくいので、これからもさらに現役割合の高い状況が継続すると予想されます。
【図表⑨⑩】参照。