2025年度入試の志願者における女子割合は37.0%、合格者における女子割合は33.8%となっています。どちらの数値も2023年度入試をピークに、低下傾向にあります。このように志願者や合格者の女子割合が低下傾向にあるのは、女子受験生は安全志向や現役入学志向が男子受験生よりも強く、私大の最難関である早稲田大を諦めてしまった可能性が考えられます。学部別でみると、元来女子受験生の比率が高かった人文科学系である文化構想・文・国際教養学部の女子割合の低下が目立っています。特に、文学部は志願者および合格者の男子受験生の割合が50%を超えています。一方で、社会科学系の一部の学部で女子割合は増加しているものの、これは小幅な上昇にとどまっています。
【図表⑫⑬】参照