入試の直前期・前日・当日の心構え①

2019.12.13

今回は、受験生の皆さんへ向けて入試直前期の心構えについてご紹介します。高1・高2生の皆さんにも、1・2年後に控えた入試本番で役立つ情報があると思いますので、ぜひ参考にしてください。
勉強が思うように進まず辛い日々を過ごしている方も少なくないと思いますが、まだ時間はあります。最後まで絶対に諦めず、頑張ってください。皆さんの合格を心よりお祈りしています。最高の結果を勝ち取るための、入試の直前期・前日・当日の心構えをいくつか挙げるので、大勝負の日のシミュレーションをしましょう。

入試直前期の過ごし方~心身のコンディショニングについて①

風邪の予防をしっかりと!

受験シーズンは、風邪やインフルエンザが流行する時期です。外出時にはマスクを着用してウイルスの侵入を防ぎましょう。また、マスクの外側にはウイルスや細菌が多く付着しているので、マスクを外すときはゴムの部分を持つようにし、その後はしっかり手洗いとうがいをしましょう。疲れていると感じたら早めに就寝し、風邪の予防をしっかり心がけましょう。

   

“頭寒足熱”

体が冷えると免疫機能が低下し、体調不良を起こしやすくなるだけでなく、寒さ自体がストレスとなり、意欲や集中力が減退してしまいます。一方で、暖房が効きすぎた部屋では頭が働きません。学習中は“頭寒足熱”を心がけましょう。足だけでなく、カイロなどを使って腰を温めると、下半身の血流が良くなります。

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入試直前期の過ごし方~心身のコンディショニングについて②

朝型の生活習慣に切り換えよう!

入試は午前中から行われます。これまで夜型で学習効果が上がってきた人も徐々に朝型に切り換えましょう。試験前日は熟睡しておくことも大事です。6時間位の睡眠は確保した方が良いでしょう。就寝時には、本番の試験会場で快調に解答している自分の姿を思い描きましょう。なによりもプラス思考が大切です。

   

生活リズムを整えよう!

誘惑の多い年末年始。つい夜更かししてしまい生活リズムが乱れることもあるかもしれません。そのようなときにはすぐにリセットしましょう。まず、昼寝は我慢し、就寝時間を決めたら、眠くなくてもその時間に横になりましょう。日中に屋外を散歩したり、軽くジョギングしたり、就寝2時間前くらいに軽いストレッチをすると寝つきやすくなります。それでも寝られなければ、納得いくまで勉強してしまいましょう。

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入試直前期の過ごし方~心身のコンディショニングについて③

適度な運動でリラックス

入試間近の緊張感で、直前期の大事な学習が思うように頭に入らないという受験生も多いと思います。その場合は、例えば15分だけ勉強とはまったく別のことをしてみましょう。ストレッチや筋トレなどの適度な運動がおススメです。手首や腕・首などを曲げたり伸ばしたりすると、身体の中に新鮮な酸素が入り、血のめぐりが良くなって頭の働きを活発にしてくれます。好きな音楽を聴くのであれば、軽く体を動かしながら聴くとリラックス効果が高くなります。

   

不安解消

試験本番が近付くと、漠然とした不安に襲われたり、小さなことが気になったりすることがあるかもしれません。モヤモヤした気持ちを断ち切るためには、自分の正直な思いを紙に書きだしてしまうのがお勧めです。さらに、それぞれへの対策や攻略法を書き込んでみましょう。解決への糸口を掴めるかもしれません。

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入試直前期の過ごし方~心身のコンディショニングについて④

意欲向上

焦りはあるもののやる気がでないというときは、無理にでも勉強机に向かってみましょう。体が勉強する姿勢になると、反射的に脳のスイッチが勉強モードに切り替わります。難しい問題ではなく自分が解ける問題から着手してみましょう。それでも意欲が湧かないときは、志望校の大学案内を見るなどして、志望校への熱い思いを呼び覚ましましょう。

   

自信回復

イメージトレーニングは、受験生に効果的です。試験開始直後すいすいと問題を解いている自分、試験終了5分前に問題を解き終わり余裕をもって見直ししている自分など、試験本番の「できる自分」をリアルに思い浮かべることで、今の自分に自信を持つことができるようになり、意欲や集中力をアップさせましょう。

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入試直前期の過ごし方~学習上のポイント

効率よく伸ばせる部分を優先する

まずは、自分の現状と合格者平均点とのギャップを把握し、どの部分が足りていないか、なぜ足りていないかを分析しましょう。特に重要なのは「なぜ」です。科目や分野によって異なるでしょうが、理由が明らかになれば対策法や優先順位は決まります。効率よく伸ばせる部分に優先して取り組みましょう。例えば、これまで努力して勉強してきたのに伸び悩んでいる分野は、短期間で劇的に伸びるとは考えにくいので、優先順位は下げましょう。

   

加点方式でカウント

よく言われることですが、入試では満点をとる必要はありません。その際、「どこで点数を失うか」ではなく、「どこで点数を稼げるか」に着目し、細かく点数アップを狙いましょう。加点方式で取り組むほうが、失点方式で考えるよりもポジティブになれるので、精神的安定にもつながります。

   

過去問を実際の試験時間の8割の時間で解く練習をする

試験本番は、緊張や慎重さから解答スピードが遅くなることも多いです。過去問などの演習時には、「本番の試験時間×0.8」の時間内に全問題を解き終わるように練習しておくのが良いです。試験本番で見直しの時間をしっかりと確保するためにも有効です。

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