九州大学


5.合格者平均得点率

【図表⑦】 前期合格者平均得点率 その1
図表⑦ 前期合格者平均得点率 その1 [クリックして拡大]
【図表⑧】 前期合格者平均得点率 その2
図表⑧ 前期合格者平均得点率 その2 [クリックして拡大]
   2025年度の前期日程の合格者平均得点率(共通テスト+2次試験)を見てみましょう。文系学部の2024年度は経済学部・経済工学科を除く全ての学部・学科で合格者の平均得点率が70%を超えましたが、2025年度は経済工学科以外の全ての学部・学科で2024年度を下回り、とりわけ文学部は4.7%低下の66.2%となりました。代々木ゼミナール教材研究センターの分析によると、英語は大問数と問題形式は同程度だったものの、2024年度に比べて英文や設問が難しく、全体として難化しました。さらに国語は問題の分量や記述量が増えて難化したため、2次試験に国語が課される文系学部で合格者平均得点率が低下したと考えられます。
   一方で理系学部に関しては、医学部・保健学科(看護)を除く全ての学部で2024年度よりも得点率が上がりました。最も上がったのは理学部・物理学科で、10.3%の上昇でした(65.2%→75.5%)。 
   今回も理系数学において文系数学と共通の問題が2題出題され、計算量が少なく取り組みやすい問題が多く出題されたため易化しました。また物理は問題のページ数が18ページから15ページとなり、問題数も41問から32問に減少しました。加えて論述問題の出題もなかったことから、物理を得意とする受験生にとっては時間的に余裕をもって取り組むことができたことが平均得点率上昇の要因と考えられます。【図表】参照

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