九州大学


2.現役浪人比

【図表④】合格者の現役割合
図表④ 合格者の現役割合 [クリックして拡大]
   2025年度の一般選抜合格者に占める前期・後期合計の現役生割合は過去10年で最も高い77.3%、浪人生割合は22.7%という結果になりました。2016年度には68.9%だった現役生割合は10年間で8.4%上昇しています。全国的に見ても浪人生が減少し、現役生中心の入試傾向が強まっていますので、九州大学も今後この傾向が続いていくと考えられます。
   学部・学科ごとの詳細を見ていくと、2025年度で最も現役生の割合が高かったのは文学部の84.6%で、過去10年間で2番目に多い割合であり、合格者の8割以上が現役生という結果になりました。文学部合格者の現役生割合は、2023年度入試から78.0%→83.2%→84.6%と増加傾向にあります。その他にも、経済学部(83.6%)、薬学部(80.0%)が8割以上となっており、経済学部は過去10年間で最も高い数値を更新しました。2023年度、2024年度と現役生の割合が全学部・学科において一番高かった共創学部は2025年度は77.1%となり、2年ぶりに8割を下回りました。
   一方で現役生の割合が最も低かったのは歯学部の43.6%で、5割以上が浪人生という結果になりました。歯学部は過去10年間を見ても、2022年度(51.1%)を除いて他の年度はすべて現役生の割合が5割を切っています。また、医学部・生命科学科は2024年度に86.7%だった現役生の割合が2025年度は53.8%と大幅に低下しました。医学部・生命科学科は2018年度から2023年度まで10%以上の増減を隔年で繰り返し、2024年度は30%近く増加しましたが、2025年度は過去10年間で4番目に低い割合となりました。募集人員が12名と少ないため、増減幅が大きくなっています。【図表】参照

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