九州大学


4.出身地比

【図表⑥】 合格者の福岡県出身者割合
図表⑤ 合格者の福岡県出身者割合 [クリックして拡大]
   2023年度の一般選抜合格者に占める福岡県内出身者の割合は、2022年度から0.5%減の34.7%でした。2015年度から2017年度は37%程度で推移していましたが、2018年度以降は2021年度の30.4%を除いて35%程度を維持しています。2014年度には40.1%だった福岡県内の出身者は2023年度には34.7%となり低下傾向にあります。県内出身者の割合が4割未満となるのは9年連続で、特に後期日程全体の県内出身者割合が27.1%と低くなっています。これは、九州大は他の難関国立大学に比べて後期日程を実施する学部が多いため、県外の成績上位層の受験者が流入していることが要因と考えられます。なお、共通テスト初年度であった2021年度には県内出身者の割合が30.4%と低下しました。九州という一つの大きな括りの中でこの県内割合の低下を考えてみると、共通テストの平均点上昇、今後の共通テストへの不透明感、コロナ禍などの影響が挙げられます。これらの要因により地元志向や安全志向が高まったことによる志望変更や福岡県外からの流入があったと推測できます。
   ただし、2022年度と2023年度では35%程度と同水準に持ち直しており継続的な変化は見られなかったことから、今後も県内出身者の割合は35%前後の水準を保つことが予想されます。【図表】参照

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