2025年度の一般選抜合格者に占める福岡県内出身者の割合は、2024年度から2.9%増加の35.7%となり、過去10年間で3番目に高い割合となりましたが、それでも10年連続で40%を下回る結果です。特に後期日程全体の県内出身者割合が23.7%と低くなっています。これは、九州大学が他の難関国立大学に比べて後期日程を実施する学部が多く、特に2025年度は共通テストの平均点が上がったことにより、前期日程で東京大学・京都大学・名古屋大学・大阪大学にチャレンジした成績上位層の併願先として全国から受験生が集まったことが要因と考えられます。なお、2024年度に県内出身者割合が40.7%と過去10年間で最も低かった医学部・医学科は、2025年度は49.1%となって2018年度の51.8%に次ぐ4番目に高い割合となりました。
【図表⑥】参照