名古屋大学 - 総合型選抜について
5.総合型選抜について
導入から2年目となった2026年度は理学部全体で59人が出願し、志願倍率は2.4倍でした。実施初年度である2025年度の志願倍率は3.3倍だったため、大きく低下しました。2025年度の入試結果が募集人員25人に対し合格者23人で募集人員を満たしておらず、厳しい入試という印象から出願を慎重に検討した受験生が増加した結果と考えられます。学部別に見ると、数理学科が1.0倍、物理学科が1.1倍、化学科が3.0倍、生命理学科が4.0倍、地球惑星科学科が3.7倍でした。数理学科や物理学科は倍率が低いため合格しやすい入試に見えますが、数理学科は募集人員3名に対し合格者は2名、物理学科は募集人員9名に対し合格者は7名であり、2025年度に引き続き厳しい入試が続いています。さらに化学科では募集人員5名に対し合格者は1名となっており、大学側から求められている力の水準が大変高いことが伺えます。理学部全体で見ても、募集人員25名に対し合格者は15名でした。2025年度よりもさらに合格者が減った状況を考えると、これまでに積み上げてきた実績と専攻分野に対する非常に高い熱意を伝えることが必要な入試と言えるでしょう。
続いて、2027年度の実施方法とスケジュールを見ていきましょう。共通テストを課す総合型選抜(数理学科、物理学科、地球惑星科学科が実施)の出願期間は共通テスト後の1週間、合格発表を含む選抜日程は既存の共通テストを課す学校推薦型選抜と同じ時期になります。選抜は2段階で行われ、出願時に提出された書類(志願票、調査書、志願理由書)と共通テストの得点を総合的に評価し第1次選考合格者が選定されます。第2次選考では第1次選考合格者に対して口頭試問による面接を実施し、第1次選考の結果も踏まえて最終的な合格者が決定されます。【図表⑫】参照
共通テストを課さない総合型選抜(化学科、生命理学科が実施)の出願期間は10月1日から7日までとなっており、選抜は10月下旬から11月中旬にかけて行われ、11月末までに合格発表があります。先述の出願資格に加えて、生命理学科では研究プログラムやコンテスト等で優秀な成績を修めていることが要件となっています。選抜方法は各学科によって異なり、化学科では第1次選考で書類選考と小論文、第2次選考では小論文と口頭試問を含めた面接選考が行われます。一方、生命理学科では第1次選考で書類選考、第2次選考(総合専攻)で、生命科学分野の講義に基づく小論文及び面接が行われます。【図表⑬】参照
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