名古屋大学 - 学校推薦型選抜について


6.学校推薦型選抜について

   学校推薦型選抜は全学部で実施されており共通テストを課す方式がほとんどですが、文学部のみ共通テストを課さない方式で実施されます。2027年度の共通テストを課さない学校推薦型選抜の出願時期間は11月2日から6日までで、11月下旬に選抜試験を行い12月上旬に合格発表が行われます。共通テストを課す学校推薦型選抜では共通テストの得点に加え面接や小論文、提出書類により合格者が決定されます。
   2026年度の志願者数は合計で960人でした。2025年度の1,092人から132人の減少となり、志願倍率は2.6倍(2025年度3.0倍)でした。志願倍率が最も高い学部は理学部となっており、2025年度の5.9倍から4.3倍と低下したものの依然として競争率は高くなっています。また、志願倍率が低下した学部が多い中、法学部は3.6倍(2025年度2.9倍)と大きく上昇しました。
   また、工学部の一部学科では女子枠が設けられていることが大きな特徴です。設置の目的は「入学者の多様性を確保し、社会の構成比率から大きく乖離する工学分野での女性比率の是正を目指すため」と公表されています。2023年度入試から新設され、当初は電気電子情報工学科とエネルギー理工学科のみでしたが、2025年度からは化学生命工学科と機械・航空宇宙工学科、2026年度には物理工学科とマテリアル工学科にも女子枠が新設されました。現在では環境土木・建築学科を除く全ての学科で女子枠が設けられます。
   2026年度女子枠の志願倍率は、新設のマテリアル工学科が2.8倍で最も高い数値となっています。一方で、同じく新設された物理工学科は志願者が0名のため実施がありませんでした。また、新設された学科以外は全ての学科で2025年度から志願倍率が低下しました。愛知県で同じく女子枠を設けている名古屋工業大の物理工学科は2025年度の女子枠の倍率が2.8倍(2025年度2.2倍)、電気・機械工学科も3.3倍(2025年度2.6倍)とそれぞれ上昇しており、お互いに影響し合っていると見ることができます。女子枠の志願倍率は低下しましたが、2026年度の入試説明会において大学側は女子枠の新設や拡大の可能性があるという話も挙がりました。まだ設置されてから年数が経っていないため、経過を見ながら学内で検討していくとのことです。また、女子枠で入学した生徒の成績状況についても言及があり、女子枠で入学した生徒の成績は平均よりも上位に位置付いているとのことです。

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